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OffgridCalc

ポータブル電源の容量計算機: どのサイズが必要ですか

1,000 Wh か 2,000 Wh か。そのコンセントで電気ケトルは沸くのか。この計算機は二つの問いに同時に答えます。出力口ごとの損失を織り込んで機器の消費量を合計し、充電なしで過ごしたい日数と余裕を加えて、必要な容量クラスを示します。あわせて、機器が出せなければならない定格出力と最大出力も出します。

間違いが起きるのはたいてい出力のほうです。容量が大きくても、出力口が一番重い機器を動かせなければ意味がありません。

機器

機器に書かれた消費電力、一日に実際に動いている時間、そして 100 V のコンセント (1) か 12 V / USB (0) かを入力します。

必要なもの

コンセントなしでどれだけ過ごしますか

週末なら 2 日。ソーラーで充電できるなら少なくて済みます。

ソーラー、走行中の充電、電源サイトなどで毎日入ってくる量です。何もなければ 0。ソーラーの量はオフグリッド太陽光計算機で出せます。

寒さ、予定外の機器、劣化のためです。通常は 20%、冬は 30%。

詳細設定

ポータブル電源が出力口から出せるのは、ふつう定格容量の 85〜92% です。

インバーターの損失です。ふつう 82〜88%。

インバーターよりずっと良く、ふつう 90〜95% です。

結果

おすすめのポータブル電源

2,048 Wh

計算上の必要量: 2,032 Wh · 2.4 日もちます

必要量とおすすめ容量の比較2,032 / 2,048 Wh
必要な定格出力
65 W
一番重い機器 1 台
必要な最大出力
135 W
起動時の引き込み
一日の消費量
762 Wh
うち変換損失 77 Wh
計算上の必要容量
2,032 Wh
2 日分、余裕込み
おすすめ機種でもつ日数
2.4 日
2,048 Wh の場合
すべて同時に
120 W
全機器の合計
  • 「ポータブル冷蔵庫」は起動時に一瞬 135 W を引きます。ポータブル電源の最大出力がこれを上回っている必要があります。
  • 本当にすべて同時に動かすと 120 W になります。実際にはめったに起きませんが、コンセントはこれを出せるのが望ましいです。
計算の手順を見る
  1. 1ポータブル冷蔵庫: 45 W × 10 h (12 V / USB) = 489 Wh
  2. 2ノートパソコン: 65 W × 3 h (100 V) = 229 Wh
  3. 3LED 照明: 10 W × 4 h (12 V / USB) = 43 Wh
  4. 4一日の消費量: 762 Wh (うち変換損失 77 Wh)
  5. 5必要容量: 762 Wh × 2 日 × (1 + 20%) ÷ 90% = 2,032 Wh
  6. 6適したクラス: 2,048 Wh — 2.4 日もちます
  7. 7必要な出力: 連続 65 W、起動時に一瞬 135 W

 

計算のしくみ

ポータブル電源には満たすべき条件が 二つ あります。買って失敗するのは、たいてい片方しか見ていないときです。

  1. 電力量 (Wh) — コンセントから離れて過ごしたい日数のあいだ、容量がもつか。
  2. 出力 (W) — 一番重い機器を本当に動かせるか。

2,000 Wh あっても出力が 300 W では、電気ケトルは沸きません。逆に出力 2,000 W でも、四時間で空になっては意味がありません。ですからここでは二つを分けて計算します。

一日の消費量 [Wh] = Σ (消費電力 × 使用時間 ÷ 出力系統の効率) 必要容量 [Wh] = (消費量 − 充電量) × 日数 × (1 + 余裕) ÷ 使える割合
762 Wh/日 × 2 日 × 1.2 ÷ 0.9 ≈ 2,032 Wh。2,048 Wh クラスが目安です

どの出力口から取るかで消費量が変わります

100 V のコンセント につないだ機器はインバーターを通るので、12〜18% 余計にかかります。12 V や USB の出力口なら損失は 5〜10% です。同じノートパソコンでも、AC アダプターを使うより USB-C で充電したほうが、ポータブル電源から出ていく量は少なくなります。

定格出力、起動電力、同時使用

コンプレッサー (ポータブル冷蔵庫、冷蔵庫) とモーター (ポンプ、扇風機) は、動き始めに定格の何倍かを要求します。数秒のことですが、その数秒を出せないと止まります。
項目意味見積もり方
定格出力時間の制限なく出せる電力一番重い機器 1 台
起動電力動き始めの一瞬だけ必要な電力コンプレッサーやモーターは定格の 2〜3 倍
同時使用すべて同時に動かしたときの合計実際にはめったに起きません
20% の余裕は、読みきれない部分のためのものです。冷え込んだ夜、予定になかった機器、セルの劣化。ぎりぎりで設計しているなら 30% にしてください。

数値で見る例

電源のない場所での車中泊の週末です。ポータブル冷蔵庫、AC アダプターを使うノートパソコン、LED 照明、スマートフォン 2 台。二日間充電なし、余裕 20%。

入力値

  • 機器:
  • Kühlbox: 45 W × 10 時間/日 × 0 1/0
  • Laptop: 65 W × 3 時間/日 × 1 1/0
  • LED-Licht: 10 W × 4 時間/日 × 0 1/0
  • Smartphone laden: 20 W × 2 時間/日 × 0 1/0
  • 充電なしで過ごす日数: 2 日
  • 一日の充電量: 0 Wh
  • 安全余裕: 20 %
  • 使える容量の割合: 90 %
  • 100 V 出力の効率: 85 %
  • 12 V / USB 出力の効率: 92 %

結果

3,072 Wh

おすすめのポータブル電源

必要な定格出力
65 W
必要な最大出力
65 W
一日の消費量
805 Wh
計算上の必要容量
2,148 Wh
おすすめ機種でもつ日数
3.4 日
すべて同時に
140 W

計算の手順

  1. Kühlbox: 45 W × 10 h (12 V / USB) = 489 Wh
  2. Laptop: 65 W × 3 h (100 V) = 229 Wh
  3. LED-Licht: 10 W × 4 h (12 V / USB) = 43 Wh
  4. Smartphone laden: 20 W × 2 h (12 V / USB) = 43 Wh
  5. 一日の消費量: 805 Wh (うち変換損失 80 Wh)
  6. 必要容量: 805 Wh × 2 日 × (1 + 20%) ÷ 90% = 2,148 Wh
  7. 適したクラス: 3,072 Wh — 3.4 日もちます
  8. 必要な出力: 連続 65 W、起動時に一瞬 65 W

入力値の説明

機器の消費電力、使用時間、出力口
機器に書かれた消費電力、一日に実際に動いている時間、そして 100 V のコンセントか 12 V / USB のどちらから取るかです。
充電なしで過ごす日数
コンセントもソーラーも車の充電もない状態で、どれだけもたせたいか。週末なら 2 日。ソーラーありで一週間過ごすなら 3〜4 日です。
一日の充電量 (Wh)
パネルや走行中の充電で毎日入ってくる量です。必要な容量がそのぶん直接減ります。
安全余裕 (%)
寒さ、予定外の機器、劣化のためです。20% から始めるとよいでしょう。
使える割合 (%)
ポータブル電源が出力口から出せるのは定格容量の 85〜92% です (BMS の余裕と変換損失)。

よくある間違い

  • ワットアワーだけを見てしまう。電気ケトルは 1,500 W を連続で求めるので、容量がいくらあっても出力が足りなければ止まります。
  • 起動電力を忘れてしまう。45 W のポータブル冷蔵庫でも、動き始めの一瞬は 135 W を引きます。
  • カタログの容量をそのまま使ってしまう。1,000 Wh と書かれていても、出力口から取れるのはおよそ 900 Wh です。
  • 何でも 100 V につないでしまう。インバーターが 12〜18% を持っていき、待機中も電気を使います。冷蔵庫と照明を 12 V に移すだけで目に見えて変わります。
  • 冷蔵庫を 24 時間で数えてしまう。入り切りを繰り返すので、夏でも実働は 8〜12 時間です。
  • 一番条件のよい日で設計してしまう。ソーラーで充電するつもりなら、曇りが三日続くことを前提にしてください。

前提と限界

  • どの機器も毎日同じ時間だけ動くものとして計算します。季節による変動は考えていません。
  • 充電量は日数に均等に分けて計算します。ソーラーで実際にどれだけ入るかは、オフグリッド太陽光計算機で確かめてください。
  • 起動電力の倍率は機器一覧の値です (コンプレッサー 3 倍、モーター 2 倍)。自分で追加した機器には倍率をかけません。仕様書をご確認ください。
  • おすすめの容量は市販されている一般的なクラスです。メーカーによって多少前後します。
  • 温度の影響は考えていません。0 °C を下回るとリチウムバッテリーの出力は大きく落ち、そもそも充電できないこともあります。

よくある質問

車中泊の週末にはどのポータブル電源が必要ですか

ポータブル冷蔵庫、ノートパソコン、照明で一日 700〜800 Wh になります。二日間充電なしで 20% の余裕を見ると、およそ 2,000 Wh、つまり 2 kWh クラスです。200 W のパネルで一日 600 Wh 入るなら、1 kWh クラスで足ります。

一日に何ワットアワー必要ですか

消費電力 × 使用時間を機器ごとに足していきます。照明とスマートフォンとノートパソコンだけなら 200〜400 Wh。ポータブル冷蔵庫が入ると 600〜900 Wh。コーヒーメーカーや電気ケトル、IH クッキングヒーターが加われば、すぐに 1,500 Wh を超えます。

1,000 Wh のポータブル電源で冷蔵庫は動きますか

100 V の小型冷蔵庫 60 W が 8 時間動くと、インバーターの損失を含めて一日およそ 565 Wh です。実際に使える 900 Wh なら一日半もちます。12 V のポータブル冷蔵庫のほうがはるかに省電力です。

定格出力と起動電力の違いは何ですか

定格出力は時間の制限なく出せる電力で、たとえば 1,000 W です。起動電力は動き始めの一瞬だけ使える余力で、定格の 2 倍程度のことが多くあります。一番重い機器が定格以下に収まり、その起動電力が最大出力以下に収まっている必要があります。

ポータブル電源で電気ケトルは使えますか

定格 1,500 W 以上あれば使えます。電力量としては大したことはなく、6 分沸かして 150 Wh です。問題は、小型のモデルの多くがこの負荷で止まってしまうことです。容量ではなく定格出力を見てください。

12 V 出力は 100 V より有利ですか

はっきり有利です。インバーターは電力の 12〜18% を消費し、何もつないでいなくても待機電力を使い続けます。冷蔵庫、LED 照明、USB 機器を 12 V や USB-C に直結すれば、一日の消費量が 10〜15% 減ります。

余裕はどれくらい見ておくべきですか

通常は 20% です。冬に使う場合、ぎりぎりで設計する場合、何年も使い続けるつもりの場合は 30% にしてください。寒さで使える容量が減り、セルも少しずつ劣化します。

ポータブル電源と車載の固定バッテリー、どちらがよいですか

ポータブル電源はつなげばすぐ使え、持ち運べて、工事も要りません。ただしワットアワーあたりの価格は高く、変換の損失も大きくなります。LiFePO4 とチャージコントローラー、インバーターを車に固定するほうが kWh あたりは安く効率もよくなりますが、配線と保護を正しく施工することが前提です。

出典と参考

  • ポータブル電源メーカーの仕様書 (使える容量、定格出力と最大出力、ソーラー入力)
  • 当サイトのオフグリッド太陽光計算機 (一日のソーラー充電量)